お金と紙の要らない大学受験

予備校講師をしていました。今までに参考書を300冊くらい見てきたので、優れた参考書を見つけ、選ぶのが特技です。お金の要らない受験・紙を持たない受験を可能な限り目指してます。

就職活動を応用した大学の志望校の決め方

「行きたい大学がない」「志望校の決め方がわからない」「どこも大学は同じでしょ」

 

僕自身、そう思っている君と全く同じ思いを持っていた。

 

この記事では、そんな君にお役に立てる情報を共有する。ここで紹介する志望校の決め方は、君たちもいずれ経験することになるであろう就職活動を応用した方法だ。その中でも”自己分析”にフォーカスしている。

 

この方法は相手というよりは自分に焦点を当てている。そのため、この方法を使えば受験に対する”消えないやる気”も醸成することが出来る。

 

それでは、本文に移ろう。

 

 

 

 

 

大学受験の勉強にやる気が出ないたった1つの原因」の記事で解説した通り、「その大学に本当に行きたいか?」で志望校の合格率は大きく変わってくる。

 

具体的には、62%ぐらい上がる。予備校マネージャーとしての経験からこの数字が出てきた。

 

とはいえ、勉強にやる気を出したくても「そもそも本当に行きたい大学なんてないよ」とか「大学なんてどこも同じだろ」っていう意見も聞こえてきそうだ。

 

だが実際、大学はどこも同じということは無い。

 

なぜなら、そこに所属している教授が違うから。つまり、研究分野が違うから。

また、キャンパスも違えばその大学の地方出身者の割合もかなり違う。

 

なので、君に合った大学を探すことは必ず出来る。つまり、本気で行きたい大学を探す事も必ず出来る。

 

では具体的にどうすれば自分の行きたい大学を見つけることが出来るのか。

方法はいくつかある。紹介しよう。



好きだった瞬間を思い出す

 

今、「好きな食べ物は何か?」と聞かれたら、すぐに答えられるだろう。

 

では、「小学校の時に好きだったものは何か?」と聞かれたら、すぐに思い出せるだろうか。



実は、今思い出しにくい君の過去の中に行きたい大学を見つけるためのヒントがねむっている。

 

それを見つける事が出来れば、やる気の先駆者「ダニエル・ピンク」が言うような内発的動機が生まれ、君の志望校は定まり、やる気が生まれ、受験勉強をすることが出来るようになる。

 

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好きだったことを見つけるフォーマット

 

 

好きだったこと

得意だったこと

小学生

   

中学生

   

高校生

   

 

好きだった瞬間を見つけるには、上記のフォームを使って欲しい。

 

より細分化して、小学生の時を3年生以下と3年生以上に2分割するのもありだ。また、中学生の時を1,2,3と分けるのも良いだろう。



また、項目を増やすことも出来る。年代で言えば、幼稚園、保育園の時などだ。

 

例えば、僕は保育園児の時に石が好きだった。だから、石の仕事と関連した大学に行った。地学が専攻だった。

 

遠過ぎると思える記憶でも、役に立つことがある。

 

質問で言えば、

 

  • 楽しかったこと
  • 時間を忘れて夢中になったこと
  • 感動したこと
  • 今興味のあること
  • 嫌いなこと
  • 苦手なこと

 

などだ。





注意

大学に合わせようとしないこと

青山学院大学の評判が良いからって、君が本心から行きたい大学がそれとは限らない。君の本音を見出すための作業だ。内発的動機でないと、志望校も決まらない。ということは、受験勉強のやる気にも繋がらない。

 

是非自分の本音を見出すことに勇気を出して欲しい。



実例

 

 

好きだったこと

得意だったこと

小学生

テレビゲーム

長距離走、ケンカ、作文

中学生

テレビゲーム、生徒会

気遣い

高校生

国語、英語、服装

歌、音楽編集

 

得意の見つけ方は「3つの変わった質問で自分の得意なことが見つかる方法」を参考にして欲しい。簡潔に言うと、◯◯ということだ。



どうしても上記のやり方で思い浮かばない時は

 

自分ともう一人の自分を作り、お互いの会話をイメージしてやってみよう。こんな感じだ。

 

A:好きなことってなんだろう。

B:うーん。小学生の時って何がすきだった?

A:うーん。あんまり無かったかな。

B:食べ物とかは?

A:あー。果物が好きだった。

B:どうして好きだったの?

A:なんか自然の甘さと、調理しないで食べれるところかな。あ!思い出した。友達と水鉄砲で遊ぶのが好きだった。

B:なんで好きだったの?

A:うーん。ドキドキ感かな!あと友達と何かを出来るってところ。あとは足が遅くても出来るところかな。

B:へー。



こんな感じだ。一見関係の無さそうな果物の話から、水鉄砲の話が出ている。これは、昔を思い出している内に脳が他の事も考え出して、別の記憶も呼び起こしてくれたことからおきらことだ。




こういったやり方で、仕事や大学を決めてる人は意外に多い。実際、かなり面倒なことだとは思うが、本当に行きたい大学が見つかり、やる気が手に入るのならば時間を費やす価値はある。




それでも見つからない

 

そんな時は自分に投げかけず相手から自分を観察するというやり方もある。

 

世界史を学んでいる人ならローマのアリストテレスソクラテスを知っているだろう。

彼らが勉強していたのは、哲学だった。人生の生き方を勉強していたのだ。

 

その勉強のやり方は、面白い。「散歩」をしながら勉強するのだ。

 

散歩をしている最中、先生と生徒はあらゆる現象に出くわす。

 

・動物が生活を営む様子

・植物の地域による違い

・女性と男性の違い

 

そういった場面を目撃した時に、そこから何を学べるかを質問形式で考えるのだ。

 

このやり方と、同じやり方をしよう。

何かをしている最中に、自分の心がどう変化するかを知るのだ。

 

物体的なものから知る

 

例えば、今僕は空港にいる。久しぶりに来たが、やっぱり空港は好きだと思った。

なぜ空港が好きなのか。皆がこれから楽しい何かを迎えると感じている雰囲気が好きだ。また、この開かれた空間と、これから何かが始まるという冒険感が好きだ。テレビゲームと、そういった点では共通している。

 

そういったことを、君の日常の中から探して欲しい。例えば、学校に行く途中で自転車に載っている時、朝日を綺麗だと感じるか。もしくはスマホで何かを調べていた時、「このデザイン素敵だな」と思うかどうか。

 

そのレベルで構わない。それが発見できたら、それをスマホにメモしておこう。そして時間のある時に、上の自分質問のやり方でどうして好きなのかを追求する。

 

すると、恐らく答えが出てくる。

 

例えば、僕は子どもが好きだ。なぜ好きなのかを考えた。相手をしている時の子どもは要求が多すぎて辛い。だけど、あの喜び方や笑顔は天才的だ。また、発する言葉も天才的だ。僕の頭では思い浮かばない言葉を使う。

 

だから、好きだ。その芸術的なセンスがすきだ。

 

そういった、「具体的にそのものの何が好きなのか?」は自分に質問しない限り見えてこない。深堀することで、どの大学にその共通点があるか見出しやすくなる。これが大事だ。



だが、ある意味以下のやり方の方がやりやすいかもしれない。大学のオープンキャンパスに行き、比較する方法だ。

 

 

大学のオープンキャンパスから見つける

 

比較しないと良し悪しは分からない」にあるように、人は比較でしか良い悪いを判別することは出来ない。

 

例えば、以下の文章を見て欲しい。

 

今日、は散歩に行った。明日、は晴れみたいだ。また散歩に行きたい。そういえば今日は、犬をたくさん見た。どうしてだろう。多分明日、もたくさん見るのかな。いや、そうとは限らないな。でも、またいっぱいみたいな。あー、明日、も楽しみだ。

 

この文章と、以下の文章はどちらが読みやすいだろうか。

 

今日は散歩に行った。明日は晴れみたいだ。また散歩に行きたい。

 

そういえば今日は犬をたくさん見た。どうしてだろう。多分明日もたくさん見るのかな。いや、そうとは限らないな。でも、またいっぱいみたいな。

 

あー、明日も楽しみだ。



 

どちらが読みやすいかは、人それぞれである。だが、その読みやすさはAの文章だけでは判別できなかったはずだ。Bという文章があって初めて、あ!こっちのほうが読みやすいと認識できたはずだ。

 

比較することで、それを見出すことが出来る。これを大学レベルで行うのだ。

 

たとえば、君が青山学院大学オープンキャンパスに行ったとする。キャンパス内にある校舎や、生徒の雰囲気、また体験授業などを通して君はたくさんの発見をするだろう。

 

「めっちゃ良いなこの大学!行きたい!」と思ったとしよう。だが、この状態はまだその大学の良さが分かっていない。この状態だと、大学というものが好きになってしまっている可能性があるからだ。

 

なので、もう一つ、もしくはそれ以上の大学のオープンキャンパスに参加することをおすすめする。仮に立教大学オープンキャンパスに行ったとしよう。するとどうなるか。

 

「青山学院より、立教の方がキャンパスは好きだな」

「授業の内容は、青山学院のほうがわかりやすくて楽しかったな」

 

そういった違いが見えてくる。そこで初めて、君は各大学の良し悪し、好き嫌いを知ることになる。その思いは、当然君だけのものだ。

 

同時に、その大学に行きたい!と思えれば最高だ。だが、そうでなくてもこの大学には絶対に行きたくない!と思えるなら、それもまた素晴らしいことだ。

 

27年の経験上、好きという気持ちより嫌いという気持ちのほうがエネルギーが強い。「この大学には絶対に行きたくない!嫌だ!」と君が心から思えた時、それはやる気に繋がりやすい。

 

こういったことを通しても、自分の好きを見つけることが出来て、志望校も決まる。そして内発的動機、つまり、やる気に繋げる事が出来る。

 

まとめ

 

それぞれのやり方で、君の好きを見つけて欲しい。それが君の志望校を決めることに大いに役立つ。さらにそれが内発的動機となり、君の受験を支援するやる気という名のエンジンを生み出してくれるはずだ。



 

 

参考資料

 

やりたいことよりも、自分が役に立てることをしようーライフハッカー

 

 

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