管理者を変えれば部屋は100%綺麗になる。整理整頓できるコツ
ここに2人の男がいた。その2人は2DKの家に住んでいる。
全く同じ間取りの空間が2つある。
一方は整理整頓されており、一方は散らかっている。
ある日、その2つの部屋をお互い交換してみた。すると、その2つの部屋の散らかり具合は全く逆になった。
ということは、部屋の管理者が部屋の散らかり具合を決めているということになる。
これは、全ての事に当てはまる。
・PCのデスクトップの綺麗さ
・スマホの待受?の綺麗さ
・工場の在庫置き場の綺麗さ
・オフィスの机の上の綺麗さ
全てに当てはまる。
では、管理者の何が違うのだろうか。
簡単に言えば、綺麗好きかどうかという話になるのであろう。だが、そこをあえて深堀したい。
綺麗好きな人はなぜ綺麗好きなのか。考えてみる。
・汚いと思う基準が低い
・ものを捨てる基準が明確に決まっている
・探すことを無駄な時間と認識している
汚いと思う基準が低い
散らかり具合により、人は掃除の頻度を決めている。
「このぐらいならまだ良いや」という散らかり具合の基準が、人により異なるのだ。
ある空間に対し、10%でも散らかっていたら嫌になるという人がいる。そういった人の汚いと感じる基準は、かなり低い。
結果、毎日こまめに掃除をするようになる。結果、部屋は常に散らかり具合10%以上を越える事がない。
ものを捨てる基準が明確に決まっている
ものを捨てる基準が明確に決まってない人は多い。
「これはあとあと使いそうだからとっておこう。使わなければ誰かにあげれば良いや」
こんな考えを持っている人は多い。あとあと使うということは、今は要らないということである。使わなければ誰かにあげるにしても、それを欲しがる人に探すことも億劫であるし、会うことも億劫である。
なので、明確に決める。以下の質問を自分に投げ掛ける。
・これは毎日使っているものなのか
・どうしてもどうしてもこれが無いと生きていけないというぐらいもっておきたいものなのか
・年に一度しか使わないかも知れないが、どうしても必要なものなのか
それぞれについて、
毎日使っている服はそれに当たるだろう。スーツやスマホ、PCなどであろうか。
どうしてもこれがないと生きていけないというのは、自分の気持ちの問題だ。例えば、昔友人からもらった手紙など。これは一生手に入ることは無い。
年に一度しか使わない。これはパスポートが当てはまる。無いと出国も入国も出来ない。
他にも、服で言えば季節により必要な物は異なる。その基準を置くのも良い。
・これは冬になれば毎日着るものだろうか
それでもどうしてもとっておきたいものがある場合、以下のサイトに預けるのだ。コスパとしては、最高だろう。
探す時間は無駄な時間と認識している
探す時間は生きていくうえで必要ない。整理整頓がしっかりなされていれば、探す必要が無くなるからだ。
トヨタでは、探す時間は「無駄な時間」という概念が浸透している。まずは、トヨタの本を読み、探すことがいかに無駄な時間であるかを認識するのがベストだ。
トヨタ式「5S」とは何か、なぜ整理・整頓をして業績が伸びるのか 連載:トヨタに学ぶビジネス「改善」の極意|ビジネス+IT
探す時間を減らす上でも、以下の手順を踏みたい。
1,ものを捨てる
2,どこに何を置くかを決める
3,管理する(ずれていたとき、ここじゃないだろ!と注意する役割)
ものを捨てるという行為が、一番難しい。経営コンサルタントの神様もそう言っている。
Amazon.co.jp: 一倉定の経営心得: 一倉 定: 本
最後に
時代は「所有」から「共有」に移行している。自社ビルで溢れかえる日本も、それを必要としなくなるだろう。
「“育児・介護なくても在宅勤務全社員に”リクルートHDで検討」 News i - TBSの動画ニュースサイト
ものをもたない時代が、迫ってきているのではないだろうか。