お金と紙の要らない大学受験

予備校講師をしていました。今までに参考書を300冊くらい見てきたので、優れた参考書を見つけ、選ぶのが特技です。お金の要らない受験・紙を持たない受験を可能な限り目指してます。

あれもこれもが出来ない僕

こういうことがあった。

 

営業の仕事をある社長から任された。

 

 

営業の仕事は、非常に興味深く面白い。

 

 

経験を積む内に、課題が見えてくる。

 

 

「この提案は、言葉で伝えるよりも画像や動画で伝えたほうが良いな」

「これはお客様に専用のアンケートを用意しておいたほうが、使用した直後の感想が得られるな」

「この移動の仕方より、この駅のあとにここをレンタル自転車で回ったほうが良いな」

 

 

あらゆる発想が、私の中に生まれてくる。

 

 

そして、営業の課題は商品にも及ぶ。

 

「この商品は、もっとこうして作ったほうがいいな」

「この量の商品を作るなら、今からこの生産体制に切り替えたほうが良いな」

 

工場のことまで考えた。 

 

あらゆることを行いたくなる。あれもこれも出来ると思い込む。

 

だけど、待てよ。以前にもこういうことは無かっただろうか。

 

 

あった。

 

塾で働いていた時、集客から指導に手を広げ、社内連絡方法の改善にも手を付けた。

 

結果、どれも出来なくなった。生徒にも迷惑を掛けた。

 

「管理が甘い」と上司に5回以上言われた。

 

 

 

そうだ。私はあれもこれもできる人じゃない。

 

そんな時間もない。

 

中央大学法学部長も、「エッセンシャル思考」も、「7つの習慣」も言っているじゃないか。

 

 

社長から与えられた持ち場を100%全うし、そして120%の力を発揮すること。

 

これが、一番重要なんだと感じた。