お金と紙の要らない大学受験

予備校講師をしていました。今までに参考書を300冊くらい見てきたので、優れた参考書を見つけ、選ぶのが特技です。お金の要らない受験・紙を持たない受験を可能な限り目指してます。

朝時間に勉強を習慣化するための3つの手順と8つの成功事例

「浪人だけど時間がフリーだから、朝なかなか起きれない」

フリーランスの仕事をしてるから、不定期に起きても問題ないが、出来れば朝早く置きたいな」

 

フリーな時間を生きている人だと、こういう問題が起きると思う。

 

そんな人に役立てるよう、ここでは僕の早起き習慣化エピソードを書いていく。

 

 

朝早く起きれないのが嫌だった。

「そんな嫌だなー」という思いが14日間ぐらい続いたある日、僕は早起きを習慣にすることを決意した。

 

実際に以下のような流れで早起きをしていたら、習慣に近づいていったので共有する。

 

 

  1. なんで朝早起きしたいのかを考えるー自分の気持ちを知る
  2. 早起きを習慣化する方法を調べる
  3. 早起きを実践する

 

 

1. なんで朝早起きしたいのかを考えるー自分の気持ちを知ること

 

早起きを習慣化したい理由を自分の脳が自覚することが大切。また、デメリットも。

だから、まずはそれを紙やPCやスマホに書き出そう。

書き出すことで、脳が認識し自覚に繋がる。

 

1.1 早起きを習慣化したい理由

 

早起きしたい理由が僕にはあった。

 

ちなみにこの早起きとは7時以前の時間に起きることを指す。

 

だって朝早起きしたら、気持ちがいいんだもん!

 

 

  • 澄んだ空気
  • 森林に差し込む光
  • 人のいない町
  • ストレスのない人々

 

 

このすべてを実現してくれるのが朝だ。

 

こんな素晴らしい世界は、地球上であまり長く存在してくれない。

 

だから僕は朝が好きだ。

 

 

そんな大好きな朝に起きれないのが、本当に嫌だと思った。

 

これをまず僕は思った。この本当に嫌だと思ったことが、僕が早起きを決意したきっかけだ。そして、これらをスマホに書いた。

 

1.2 早起きを習慣化出来ないことのデメリット 

 

あと、朝起きないことのデメリットが大きすぎるのもある。

 

僕の仕事は考える仕事が大きく占めている。

 

例えば、考える仕事とは以下のようなものだ。

 

  • 数学
  • 化学の計算
  • 国語の現代文
  • 英語の長文
  • 執筆活動
  • 経営方針を考えること
  • 自分がどうしたいのかを考えること

 

こういったMP(ドラクエのあれ)を使う仕事は、朝にすることで効率よく行うことができる。朝はMPが満タンだから。

 

方や、考えない仕事は午後に向いている。

 

考えない仕事とは例えば以下のようなものだ。

 

  • 英単語の暗記
  • 授業を聞く
  • ネットサーフィン
  • 買い物

 

こういったMPをあまり使わない仕事は、午後でも問題なく行える。

 

イメージとして、以下のような図式が成り立つ気がする。

 

  • アウトプット=MPを大きく使う
  • インプット=MPをあまり使わない

 

で、こういった朝の使い方を”自覚”できたこともあり、僕は早起きを習慣にすることを決めた。

 

気持ちは固まった。そして、それらをスマホに書いた。

 

早起きを習慣化する上で最も大切なこと

以下に方法を書いていくが、一番重要なのは自分の脳が早起きする意味を自覚すること。そして、自分自身が早起きを習慣化したいと本気で思うことが一番大事。

 

方法は二の次。成功の7割は上記で書いたことが占める。

 

脳に認識させ自覚させるためにも、必ず紙やスマホに書き出す。

 

 

2. 早起きを習慣化する方法を調べる

 

次に取り組んだのは、情報収集。つまり、ハウツー集めだ。

 

5年前と大きく異なるのは、本で無くても良質な情報はネットにあるということ。

 

なぜかというと、本を読んだ人がその方法をネットにそのままあげてくれるからだ。

 

で、情報収集に使うツールは以下の3つ。点数は自己採点結果。良い情報があるほうが点数が高い。

 

 

はてなブログ検索

 

はてなブログ検索は、とても良いツール

 

はてなブックマークが多く付いているような人気記事は、やっぱり使える内容になっている可能性が高い。

 

で、そういった事を踏まえた上で実行した検索方法はこんな感じ。

 

  1. はてなブックマークを開く
  2. 検索窓に「早起き 方法」や「早起き 習慣」で検索
  3. 人気記事順にして読み漁るor新着順にして自分が気になるタイトルの記事のみ読む
  4. ハウツーをまとめる
  5. 実行する
  6. 効果を実感した事をメモする

 

1. はてなブックマークを開く

 

グーグル検索より、はてなブックマークの記事の方が質が高いものが多い。

 

なので、こっちで先に検索をかける。

 

2. 検索窓に「早起き 方法」や「早起き 習慣」で検索

 

検索ワードはいくつか候補があるが、僕は以下のワードで行った。

 

「早起き 方法」

「早起き 習慣」

 

3. 人気記事順にして読み漁るor新着順にして自分が気になるタイトルの記事のみ読む

 

で、出てきた記事を並べ替える。

 

方法は2つある。人気記事順か、新着順。

 

個人的おすすめは、”人気記事順”ではなくて、新着順。

 

はてぶの人気記事順は、はてなブックマークの数で決まっている。

だが、最近は質の低い記事でもはてなブックマークの数が多い。

 

自作自演があるからだ。

 

だから、ここでは僕自身の感性で響いたものだけを読むことにした。

 

手順はこんな感じ。

 

  • 「なんか良さそう!」と思えるタイトルを見つける
  • タイトル下のちょっとした文章を読んでみる
  • 記事を開いて読んでみる
  • 良い内容はメモをする

 

これを繰り返していた。

 

感性で選ぶ方法で悪い記事に当たったことはほとんどないから、ブログの記事を選ぶ時にはこれだけで選んで良いと思う。

 

リスクがほぼないからね。

 

でも、できるだけ質の悪い記事を読むことは避けたい。

だってそんなのにあなたの大切な時間を使って欲しくないもの。

 

だから、こういった”感性サーチ”はとても有効だ。

 

で、ブログを開いて読み始め、30秒~1分ぐらい経った時、読んでて何も面白くない、わくわくしないと感じたらすぐに閉じよう。

 

その記事の質は低い可能性が高い。

 

ちなみに僕の中でおすすめできないサイトは以下。

 

  • ザ・チェンジ

 

やる気や計画、早起きに関する情報を2週間以上調べ続けたが、上記のサイトの記事は1つもあてになるものが無かった。

 

こういった事はできるだけ書きたくないけれど、今読んでくれているあなたのためを思えば、書いたほうが良いと思ったので書いた。

 

4. ハウツーをまとめる

 

で、記事を読みまくったらハウツーをまとめよう。

 

まとめるツールとしては以下がおすすめ。

 

  • グーグルドキュメント
  • スマホのメモアプリ(ギャラクシーのSノート)

 

なぜ上記がおすすめなのかというと、以下の理由から。

 

  • スマホはいつも持っている可能性が高い→いつでもどこでもメモできる
  • PCに書きこめばスマホでもPCでも共有される
  • 探す時の検索システムに優れている

 

スマホはいつも持っている可能性が高い→いつでもどこでもメモできる

 

スマホで記事を探していて、「あ、これ使えそう」と思ったときすぐにメモできないのは嫌だ。

 

だから、タッチしてドラッグしてコピーしてすぐに写せることが大事。

その点、スマホでもPCでも使えるグーグルドキュメントは優れている。

 

PCに書きこめばスマホでもPCでも共有される

 

共有に必要な時間も1秒ぐらいと早い。

共有っていうのは、スマホにメモしたらPCでも見れるメモになるということ。

なんか表現が難しい。

 

グーグルドキュメントは著作権の問題はあるみたいだけど。

 

探す時の検索システムに優れている

 

「あれどこにやったっけ?」

 

って、紙のメモだと起きやすい。

 

また、検索がそのメモや文章のタイトルのみに掛かるのは優れていないと思う。

 

その点、グーグルドキュメントや、ギャラクシーのSノートは文章内まで検索してくれるから嬉しい。

 

 

3. 早起きを実践する

 

そしてまとめたハウツーを次の日から実践に移すのだ。

 

僕が実行したのは以下。

 

  1. 朝起きたら少し走る
  2. 起きた時にベッドの中でlineやツイッターやネットサーフィンを15分する
  3. 1ヶ月で15分ずつ起きる時間を早めていく
  4. 1時以降の遅い時間に寝る
  5. とりあえずその時間に必ず起きて2時間は活動する
  6. 間が1週間空いたとしても継続していると認識するようにする
  7. 朝起きる30分前に暖房をセットする
  8. 自分が強制的に日光を浴びる場所に目覚まし時計を置いておく

 

3.1 朝起きたら少し走る

 

朝起きたら少し走るは、別に歩きでもよい。15分ぐらいをストレッチした後に行うことで、快眠に繋がる。

 

走る効果と言うよりも、日光に15分間当たり続けることに意味がある気がした。

でも、運動は夜の快眠に確実につながるから試してほしい。

 

快眠に成功した時は、朝起きた時布団にうずくまって寝ていたいと思うし、布団がものすごく気持ちよく感じられる。

 

あと、朝起きて伸びをしたときに「ジーン」っていう感覚が体中に染み渡る。これが快感。

 

3.2 起きた時にベッドの中でlineやツイッターやネットサーフィンを15分する

 

起きた時にツイッターやline、ネットサーフィンを15分する意味は、体の一部を動かすことにある。

 

別に何でもよい。あえてこの3つなのは、スマホの光も加わり脳の起床を促してくれるからだ。

 

起きれない原因って、「脳が気持ちよい!もう少し寝てよう」とか、「まだ疲れているから寝てないと!」と思わせてることにある気がする。

 

だから、体を起こすというより脳を起こすことが大事。光は脳を起こすのに適している。眼と脳はつながっているから。

 

3.3 1ヶ月で15分ずつ起きる時間を早めていく

 

1ヶ月で15分ずつ起きる時間を早めていくのは、長期スパンの話になるけど、効果的。

 

一気に成果を求めると失敗するケースが多い。今までの人生の経験上。

 

例えば、普段11時に起きてる人が5時に起きたりするのはきつい。

 

だから、1ヶ月で15分ずつ早めていく。

 

一気に早めるのがきつい時間は、7時以前の時間である。

普段11時とかの人は7時までは一気にやっても良いと思う。

 

僕はそれで出来た。

 

3.4 1時以降の遅い時間に寝る

 

これは最初見た時、「え?」って思った。

だけど、実践して効果が分かった。

 

早起きするために、早く寝ようとする人は多いと思う。

僕もそうだった。

 

だけど、そういう時に限ってうまく寝れない。

緊張とか、悩みとか色々な原因があると思うけど、一番大きな原因は「疲れてないから」だった。

 

体力的にも、精神的にも疲れている日は、すぐ眠くなる。だから、スっコーンと寝れる。

(精神的に疲れているとは、考えて考えて脳を使いまくった日のことを指す)

 

で、疲れてない日は疲れるまで床に横たわっていても寝れないから、遅くまで起きててしまう。

 

だけど、これは普通のこと。だから、寝るのが遅くなる。

 

その次の日の睡眠時間が4時間とか3時間だったとしてもそこまで疲れてない。

だからそのまま活動できる。

 

でも、こういう日に起きがちなのが昼あたりに眠くなること。そんな時は眠くなったら30分から1時間ぐらい寝る。それでも14時前に起きれば夜普通に寝付ける。僕の場合は。

 

3.5 とりあえずその時間に必ず起きて2時間は活動する

 

これ結構重要。「昨日の睡眠時間少ないし、もう少し寝てよう」と思ったら習慣化が難しくなる。

 

だから、とりあえず起きる。起きて2時間は活動する。

 

すると、体は起きていると脳が認識するのか分からないが、習慣化を早めてくれる。

 

だから、必ずその時間には起きるようにしている。

 

でも、1時間ぐらいすぎちゃうこともある。そんなん時は、1時間過ぎてもよいから起きる。「もう1時間過ぎたからいいや」と思って諦めそうになるが、起きる。

 

ここで起きることが重要。7時にセットして8時に起きれたら、以前11時に起きていた自分に比べたら3時間は早いのだから。

 

計画通りに行くとは思わず、早起きを続けている。

 

 

3.6 間が1週間空いたとしても継続していると思うようにする

 

最初から「1ヶ月中1ヶ月完璧にその時間に起きてやる!」と思って挑むが、結構失敗する。

 

その意気込みでやると失敗することを知ってるから、時間を過ぎたり、起きれない日があったりしてもあまり落ち込まない。

 

「あーあ」とは思うが、それについて考える時間を増やさない。

具体的にいうと、5分「あーあ」と思ったらもう考えるのを辞める。

 

続けるや習慣の定義が100%の人はいよいよ習慣化がきつい。

僕もそう。

 

だから、基準を緩くする。80%だったら万々歳。

 

起きれなかった日が30日の内6日から10日あったとしても、続けてることに変わりはない。

 

だから、それは間違いなく習慣化出来てる。

 

そうすると、気が楽になり続けれるようになる。自分への許しっていうイメージかな。

 

 

3.7 朝起きる30分前に暖房をセットする

 

これは冬場に効果的。

朝起きるのには、体温と部屋の気温が-10度以内の状態がベストなんだって。

「快眠コンソーシアム」で言ってた。

 

だから、部屋の気温を27度前後にしておくと起きやすくなる。

 

だって冬は寒いから脳が嫌がって布団の外に出してくれないんだもん。

 

だから、脳が嫌がらないように工夫してあげる。

 

部屋気温に気を配る。結構効果的。

 

 

3.8 自分が強制的に日光を浴びる場所に目覚まし時計を置いておく

 

なんだかんだ日光の力はすごい。次の日も快適な起床を目指したいなら、やはり日光は効果的。

 

でも、僕は7時間睡眠が無いと嫌だ。普通にカーテンを開けてると、今の時期は5時ぐらいに日光が直で入ってくる。

 

眩しすぎる。

 

だから、部屋の外の直接日が差し込まない窓の近くに目覚ましを置いている。

 

そうすれば、止める時には日光に当たらないといけなくなるからだ。

かつ、7時まで寝ていることが出来る。自分の部屋のカーテンは閉めているから。

 

カーテンを閉めて、快適な睡眠を保ち、かつ早起きがしたいときはお勧めの方法である。

 

まとめ

 

この中で一番重要なのは、「早起きする理由を書き出すこと」だ。

その決意を紙やPCに書いておくことで、脳がしっかり認識してくれる。

だから、書くことには大きな効果がある。

 

 

早起きが習慣化すると本当にうれしい気持ちになる。朝5時から活動できた日は、執筆活動が本当に捗る。

 

朝と午後では、脳の働きが大きく違うから。

 

朝起きて、青い空を見るのも楽しくなってくる。